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mouse B5-A7A01SR-Aの実機レビュー - 安めのAI PCが欲しいならコレ

CPU | Ryzen AI 7 350 |
---|---|
GPU | CPU内蔵(Radeon 860M) |
メモリ | 16GB ~ 64GB |
SSD | 500GB ~ 4TB |
2nd SSD | 500GB ~ 4TB |
画面サイズ | 15.3型 16:10 |
画面種類 | 2560x1600 120Hz |
質量 | 約1.70kg |
バッテリー | 80Wh |
価格 | 14万円台~ |
mouse B5-A7A01SR-Aは、最大50 TOPSのNPUを搭載したAI PCです。
14万円台からと価格が比較的安い割りに、Ryzen AI 7 350の性能高めのCPUに、2560x1600ドットの高解像度液晶を搭載しています。
AI PCは、大量のメモリを消費する処理も多いですが、本製品はメモリが足りなくなっても後から交換することができます。
安くAI PCを手に入れたいなら、本製品はとてもおすすめです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen AI 7 350、16GBメモリ、500GB SSD
本製品を安く買う方法
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目次
お忙しい方は、「mouse B5-A7A01SR-Aの特徴」のみお読みください。
mouse B5-A7A01SR-Aの特徴
高いコスパのAI PC
本製品は、Ryzen AI 7 350を搭載しつつ、14万円台とコスパの高い製品です。
レノボやHPでさえ、Ryzen AI 7 350を搭載したノートPCは、16万円以上するものがほとんどです。
しかも、マウスコンピューターの製品は、標準で3年の保証が付いてくるので、それを踏まえると、非常にコスパが高いと言えます。

100% sRGB、非光沢ディスプレイ
mouse B5-A7A01SR-Aは、100% sRGBの広めの色域で、映り込みが低減された非光沢のディスプレイを搭載しています。
最近、有機ELを採用したPCが増え、この有機ELをより綺麗に見せるために、光沢のディスプレイが増えてきました。ただ、光沢だと映り込みがあるため苦手という方も多いでしょう。本製品は非光沢なので作業がしやすいです。

メモリのカスタマイズが可能
初期搭載メモリは16GBですが、最大64GBのメモリを選択することも可能です。
また、スロット式のメモリなので、後から交換することも可能です。ローカルでAI処理を実行する場合、16GBのメモリでは足りない恐れがあります。今は、使いたいローカルAIツールがないため、とりあえず16GBのメモリのモデルを購入しておき、今後、使いたいAIツールが登場し、メモリが足りずに動かせないと分かったときに、後から32GBや64GBのメモリへ交換することができます。
なお、自分でのパーツの交換は、メーカー保証対象外となりますので、自己責任でお願いします。


SSDのカスタマイズ&増設が可能
SSDもカスタマイズ可能です。さらにもう1つSSDを追加することも可能です。2つ搭載することで、OS領域とデータ領域などを分けることができます。
また、とりあえず1台搭載しており、容量が足りなくなってきたら、後から自分でSSDを増設してもいいでしょう。なお、こちらもパーツの交換については自己責任でお願いします。


Ryzen 7 8845HS搭載モデルとの比較
本製品と、Ryzen 7 8845HSを搭載したmouse B5-A7A01SR-Aとの主な違いはNPU性能とGPU性能です。本製品に搭載されているRyzen AI 7 350はNPU性能が高いのに対し、Ryzen 7 8845HSはGPU性能が高いです。ローカル上でAI処理を行いたい(行うかもしれない)なら本製品のほうがいいですし、ゲームや動画編集をするならRyzen 7 8845HSのほうがいいです。
3年保証付き
本製品は、3年保証が標準で付いています。さらに24時間365日、電話でもLINEでも連絡をすることができます。仕事で夜遅くまで働いていて、夜しか連絡できないような方などにも安心です。

各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックで、ディスプレイも見やすく、快適に作業ができます。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの表示が綺麗で、スピーカー音も比較的良いので、動画鑑賞は快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | 100% sRGBクラスのディスプレイを搭載しており、CPU性能も高めなので、画像編集などの用途に使用することができます。 |
動画編集 | △~○ | FHD動画の簡易的な動画編集ならできますが、本格的におこなうなら、独立GPUを搭載したPCがいいです。 |
ローカル生成AI | ○ | 最大50 TOPSのNPUを搭載しており、Copilot+ PCへの対応も予定しています。 |
ゲーム | △~○ | 軽いゲームならできます。軽くないゲームをする場合は、ゲーミングノートPCにしましょう。 |
ディスプレイのチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのディスプレイは見やすいです。
15.3型と比較的大きい画面で、2560x1600ドットと高めの解像度で、色域も広めです。非光沢で映り込みも少なく、画面のちらつきもなく作業がしやすいです。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき
色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は100%でした。最大輝度は、当サイトの計測では436cd/m2と高いです。

ガンマ補正曲線を確認すると、ほぼ補正されていないので、自然な発色であることが分かります。

視野角は広いです。

非光沢液晶であるため、画面への映り込みが低減されています。ギラつきもほぼ感じません。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのキーボードは、やや打ちやすい部類だと思います。
キーピッチは約18.75mmと十分あります。キーストロークは約1.4mmとやや浅めですが、割としっかりとした打鍵感はありました。矢印キーが下がった位置にあり、しかも大きいキーサイズなので打ちやすいです。キートップはやや湾曲しており、指がフィットしやすいです。Enterキーは大きく、その左側のキーやBackspaceキーも小さくなっていません。ただ、「半角/全角」キーがやや小さいのは残念でした。
テンキーはキーピッチが狭いですが、ちゃんと4列あるので、使い心地はまずまずです。
タッチパッドは中央より左側に配置されているので操作しやすいです。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードバックライトも搭載しています。

パフォーマンスのチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUにはRyzen AI 7 350を搭載しており、他のノートPCで計測したときよりも、やや高めのスコアでした。また、従来のRyzen 7 8845HS搭載のmouse B5-A7A01SR-Aよりも高めのスコアが出ていました。

:Ryzen 7 8845HS搭載のmouse B5-A7A01SR-Aで計測したスコア
~ CPU性能の評価 ~

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
3DMark Night Raidのスコアは、低いわけでもありませんが、高いわけでもありません。従来機種に搭載されていたRyzen 7 8845HSよりも低いスコアです。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:Ryzen 7 8845HS搭載のmouse B5-A7A01SR-Aで計測したスコア
3DMark Steel Nomad Lightのスコアも同様です。
~ グラフィックス性能の評価 ~

NPU
NPU性能は最大 50 TOPSと高いです。
~ NPU性能の評価 ~
:Ryzen 7 8845HS搭載のmouse B5-A7A01SR-Aの最大TOPS
ストレージ
今回、初期構成のSSDを搭載していますが、まずまずの速さです。
また、2nd SSDも搭載することが可能です。
~ ストレージ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しているので、カメラユーザーは便利でしょう。
スロット側のアクセス速度も速かったです。
~ SDカードスロット性能 ~

質量のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aの質量のチェックです。
メーカーサイトには「約1.70kg」とありますが、実測値はそれよりも軽かったです。15.3型ノートPCとしては、比較的軽いです。
質量 | |
PC本体 | 1.678kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 235g |
バッテリー駆動時間のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は80Whでした。

バッテリー駆動時間は、割と長めでした。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 約 16.4時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 約 10.4時間 |
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 7時間14分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
デフォルトTDPは28Wですが、CPU電力は約50Wで推移しており、高いパフォーマンスが出ています。
CPU温度も80℃前後で推移しており、問題ありません。


静音性のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aの動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほとんど動作音が聞こえません。低負荷、中負荷のときも静かです。CPU使用率が100%になるエンコードを実行するとややうるさいですが、ゲーム時はそれほどでもありませんでした。
騒音値 | |
アイドル時 | 約20dB |
---|---|
低負荷時 [YouTube再生] | 約25dB |
中負荷時 [動画編集] | 約26dB |
高負荷時1 [エンコード] | 約44dB |
高負荷時2 [ゲーム] | 約37dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時1:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
高負荷時2:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
負荷をかけても低めの表面温度です。作業中でも不快に感じることはありません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
アイドル時や低負荷時は低めの消費電力です。今回、100WのPD充電器を搭載していることもあり、エンコード時などは、割と高めの消費電力になっていました。
消費電力 | |
アイドル時 | 8W |
---|---|
低負荷時 [YouTube再生] | 12W |
中負荷時 [動画編集] | 24W |
高負荷時1 [エンコード] | 76W |
高負荷時2 [ゲーム] | 66W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
mouse B5-A7A01SR-Aの外観のチェックです。
具体的な材質は分かりませんがメタル感のあるボディで、ディスプレイのフレームが細く、キーボードも端まで配置されており、かっこいい見た目です。

天板には、mouseのロゴが入っています。

ボディは薄型です。


背面にUSB4 Type-C、左側面にUSB3.1 Type-Cが搭載されています。どちらも、PowerDeliveryおよびDisplayPortに対応しています。
背面のHDMIポートは、当サイトで試した限りでは、4K/60Hz/RGBで出力できました。
SDカードスロットやLANポートもあり、USB-Aポートは3つもあります。ポート類は充実していると思います。



スピーカーの音質は割と良く、ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラは200万画素の解像度で、画質は普通です。顔認証にも対応しています。


※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
ディスプレイは最大で約180度開きます。

底面の通気口が素敵な模様です。

内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンと2つのヒートパイプが搭載されており、冷却性能は高めです。

メモリはスロット式なので交換することが可能です。

M.2 2280 SSDが搭載されています。

もう1つSSDのスロットがあります。

ACアダプターは、100Wと大きめの容量ですが、コンパクトで持ち運びに便利です。


まとめ
以上が、mouse B5-A7A01SR-Aのレビューでした。
「十分なスペックのAI PCを安く買いたい」という方におすすめのノートPCです。
Ryzen 5ではなく、Ryzen 7 AI 350のプロセッサーを搭載しつつ、14万円台と価格が安いです。しかも、3年保証が付いてこの価格です。さらに、当サイト限定で、Amazonギフト券もプレゼント(詳細)。
AI PCは、メモリを多く消費しますが、本製品はメモリ交換が可能なので、足りなくなったら後から交換することが可能です。さらに、2nd SSDの増設も可能です。ただし、パーツ交換はメーカー保証対象外となるため、自己責任でお願いします。
ディスプレイも見やすいです。解像度が高く、色域も広めで、非光沢で、フリッカーもありません。仕事はもちろん、画像編集などの用途にも使用しやすいです。
安めのAI PCが欲しいならコレ!
mouse B5-A7A01SR-A

特徴
- Ryzen 7 AI 350搭載で14万円台
- メモリ交換が可能
- ディスプレイが見やすい
こんなあなたに
- AI PCを安く購入したい方
- パーツの交換・増設ができるPCが欲しい方
- the比較限定Amazonギフト券
5,000円分プレゼント - シークレットサイト人気PCが安くなっています
- 価格14万円台~

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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